看護師になって十数年たちますが、
看護学生の頃の実習や授業は今でも印象に残っています。
学生時代は緊張と課題の多さに、毎日必死でした。
実習で受け持ちをした患者さんには多くのことを学ばせていただきました。
一人の患者さんのことをじっくり考えて長い時間関わらせていただく機会は、
実習でないとできないことだと看護師になってから知りました。
今は多くの患者さんに関わらせていただいていますが、
実習の時のように一人一人の患者さんにじっくり接し、
患者さんに合った対応をしていくことの難しさを感じています。
みなさん、学生の時の経験は今しかできない経験ばかりです。
今しかできない経験をたくさんして、
患者さんに寄り添える素敵な看護師になって下さい。

私は社会経験を経て、息子を出産後に看護師を目指しました。社会経験の中で、
様々な人との出会いと別れから「いまを生きる」ことがどれほど尊く、
かけがえのないことかを知り、痛みや病に苦悩する患者さんに耳を傾け、
寄り添うことのできる看護師になりたいと思いました。
看護学校で過ごした3年間はあっという間でどの臨床実習においても患者さん・家族から教えて頂いたことが多く、
今の自分の糧となっていると感じます。今、看護師2年目になりました。
先輩方から看護を学びながらまだまだ勉強中です。
嬉しいこともありますが、時に知識や経験が足りないことが悔しくて挫けそうになることもあります。
そんな時、実習で患者さんが「がんばれ」と背中を押して下さったこと。
看護師を目指す仲間と過ごした日々を思い返します。
笑顔・感謝・人との関わり・仲間を大切にしてください。

人が好きだから、人と関わりあえる仕事がしたい。
私が看護師を目指そうと決めた思いです。
看護学生時代の精神科看護実習での経験は、
自分がしたい看護はここにある！と実感した大切な時間でした。
自分の関わりで患者さんに影響を与え、
回復への手助けができる所に魅力を感じました。
現在は、根拠のある、より質の高い支援がしたい。
という思いから精神科認定看護師の資格を取得しました。
民医連の病院は、患者さんのために学ぶ意欲があれば、
時間や環境を保証してくれます。
今も初心を忘れず、患者さんと関わる一場面を大切にしながら看護をしています。皆様も看護学生の貴重な時間を、
自分自身も大切にしながら初心を忘れず有意義に過ごして下さい。